
専門学校の進学を助ける諸制度
学習意欲はあるものの経済的理由により進学が困難な方の、進学を支援する諸制度があります。専修学校は、学校教育法で定められた教育機関ですので、独立行政法人日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金が受けられます(修業年限による制約あり)。また、独自の奨学金制度を設けている専門学校もあります。
以下に主な支援制度をご紹介します。(詳しくは、進学を予定している専門学校や、関係する各機関におたずねください)

奨学金(独立行政法人 日本学生支援機構)
特に優れた学生及び生徒で、経済的理由により著しく修学困難な者に貸与される第一種奨学金(無利息)と、第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された者に貸与される第二種奨学金(利息付)があります。
第一種奨学金は、専修学校では高等課程(高等専修学校)と専門課程(専門学校)に進学する生徒・学生が対象になります。第二種奨学金は、専修学校では専門課程(専門学校)に進学する学生が対象になります。
進学見込みで申請する予約採用と、進学先で申請する在学採用があります。
第一種奨学金は、専修学校では高等課程(高等専修学校)と専門課程(専門学校)に進学する生徒・学生が対象になります。第二種奨学金は、専修学校では専門課程(専門学校)に進学する学生が対象になります。
進学見込みで申請する予約採用と、進学先で申請する在学採用があります。
母子寡婦福祉資金(市町村・地方振興局の保健福祉や家庭児童に関する部署)
母子寡婦福祉資金の就学支度資金、修学資金は、配偶者のいない20歳未満の児童を扶養している女子、または父母のいない20歳未満の児童に対して、低い利子(一部無利子)でお金を貸し付けることによって修学を促し、経済的自立と生活意欲の助長、社会参加の促進を図る貸付制度です。日本学生支援機構の奨学金、生活福祉資金教育支援金と同時に貸付を受ける事はできません。
借入の相談や申し込みは、市町村の社会福祉行議会を通じて行います。
借入の相談や申し込みは、市町村の社会福祉行議会を通じて行います。
生活福祉資金教育支援金(市町村社会福祉協議会)
生活福祉資金とは、所得の少ない世帯、障がいを持つ人や介護を要する高齢者が同居している世帯に対して、低い利子(一部無利子)でお金を貸し付けることによって、経済的自立と生活意欲の助長、社会参加の促進を図る貸付制度です。教育支援金には、在学中の授業料や教材の購入費、通学費等に利用できる「教育支援費」と、入学の際に、入学金、学用品、制服や運動着などの購入費等に利用できる「就学支度費」があります。日本学生支援機構の奨学金、母子寡婦福祉資金の修学資金等と同時に貸付を受ける事はできません。
借入の相談や申し込みは、市町村の社会福祉行議会を通じて行います。
借入の相談や申し込みは、市町村の社会福祉行議会を通じて行います。
岩手県看護職員修学資金貸付制度
看護師養成学校を卒業後、岩手県内の特定施設(200床以下の病院ほか)で看護職員として従事する者が対象となります。詳しくは、進学を希望する看護師養成学校におたずねください。
岩手県内の市町村でも奨学事業を行っているところがあります。お住まいの市町村におたずねください。
民間金融機関でも独自の教育ローンを取り扱っているところがあります。お近くの金融機関におたずねください。
また、他にも、交通遺児や消防団員・消防職員遺児の育英会など、特定の条件を満たす方を対象とした奨学金や、新聞配達の仕事をしながら学ぶ各新聞社の奨学金制度などがあります。

通学割引
専修学校や各種学校に通学する学生は、学校が鉄道やバスなどの公共交通機関の指定を受けている場合、通学定期券や旅行の際の学生割引乗車券の通学割引を受けられます。定期券または割引乗車券を購入する時には、学校が発行する「通学証明書」や「通学定期券購入兼用証明書」、「学生・生徒旅客運賃割引証」などが必要になる場合があります。詳しくは、各交通機関におたずねください。
※IGR岩手銀河鉄道および青い森鉄道では、各鉄道およびJR東日本との乗り継ぎの通学定期券を購入できます。